【実体験あり】ドバイの医療事情について徹底解説

海外生活にあたって、真っ先に不安になるのが「医療」ではないでしょうか。
幸か不幸か、私は実に多くの診療科のお世話になりました。
実体験をもとに、用途別おおすすめの病院から、実際にかかったときの様子まで詳細に解説します!

幸か不幸か、私は5つの診療科のお世話になりました。
実体験をもとに、用途別おおすすめの病院から、実際にかかったときの様子まで詳細に解説します!
医療事情
大前提①:医師はフレンドリーなので、ご安心を!


これは、ドバイの国民性とも通じるものですが、
医師は子どもにはもちろんのこと、保護者にもフレンドリーかつ丁寧(むしろ日本より)
高圧的な医師はみたことがありません。
翻訳機能を使って、馴染みのない医療用語を丁寧に説明してくれる医師もいるほど
STEP0:そもそもドバイとは?の記事はこちら▼
大前提②:予約制

後述するMedcare以外の病院にも行きましたが、どこもネット予約でした。
予約制のため、待ち時間は少ない(特に小児科)

体調悪いときに、長時間人混みの中で待たされることは皆無。
そもそも、どの病院もがらがら。日本の小児科とは正反対。
(日本では、これ予約の意味があるのか?というくらい、待たされました)
おすすめの病院


ドバイでのベストな病院選びの方法については、以下の記事でも解説しています。
STEP1−1:帯同準備(家、学校、病院探し)の記事はこちら▼
内科:Medcare

・ドバイ各地にある大手病院チェーン
・多数の診療科
・ピンクのロゴが目印
高速道路「シェイク」沿いやショッピングモール内等、アクセスの良いところに多く、行きやすい
WhatsAppというアプリ(日本でいうLINEのようなもの)の自動応答機能で、24時間365日診察予約OK

英語で電話予約をしなくて良い!のはとても助かります。
電話越しだと、余計英語でのやりとりが難しかったりしますよね。
リーディングのほうがゆっくり考えられて良いという方には、特におすすめのポイント
医師とWhatsAppで、個別にやりとりできる(LINE感覚)

「薬を飲む条件、体温何度以上か忘れてしまった」「現在こんな状態だが、再診した方が良いか」等、何かとあとから不安になったり、疑問に思うことがでてくるもの。
これ、何気すごいサービスです!!
医師に「後で連絡したいんだけど」と伝えれば、普通に名刺を渡してくれます!
(ここに連絡ちょうだい、と電話番号を教えてくれます)
初めて診てもらう医師には、念のため名刺をもらっておくと安心


大抵、会計、もしくは受付カウンターのところにも置いてあります。
小児科(風邪、予防接種):Medcare


お子さんがいる家庭では、まず「Medcare」にかかれば間違いないです。
・支店が多く、自宅近くにMedcare がある可能性が高い
・大手病院チェーンであるため安心


我が家のかかりつけも、自宅近くの「Medcare」にしています。
理想は、歩いていける距離。
体調を崩す&予防接種で、平均すると月1回は行っています。
だからこそ、
利便性は最重要!!
①アクセスの良さ
②予約の取りやすさ
・自宅近くに複数支店があるため、都合の良い時間帯で予約が取れる方に行っています
(これも、WhatsAppで気軽に空き状況を確認し、予約ができるからこそです!)
・自宅近くのMedcare×話しやすい医師を見つけられたらラッキー!
→そこをかかりつけ病院、かかりつけ医にする感覚です(別にどこかに登録するというわけではなく、自分の気持ちの上で)
小児科(食物アレルギー指導):Somerset Clinic Dubai

・小児科医院
・医療施設が集積しているその名も「ヘルスケアシティー」というエリアにあります。
・地図はこちら
・小児科医院専門なだけあり、待合室に子どもの遊ぶスペースがあったり、かわいらしい内装でキッズフレンドリー

病院の冷たい雰囲気って、小さなお子さんは敏感に感じ取りますよね。
その点、こうした配慮はありがたいものです。
(余談)
我が家は、子どもに食物アレルギーがあるため、ドバイでもアレルギー指導を継続したく、実はこちらとは違う医療機関に最初かかりました。
ただ、そこでは「細かいアレルギー指導はできない」と言われ、こちらを紹介された次第です。
おかげさまで、お世話になって半年程度でアレルギーがほぼ出現しなくなり、今では全く症状が出なくなりました。

医師は本当にフレンドリー。
怖がる子どもに「君のお口を見るよ。亀さんのお口をまず診てみようか。(亀のマスコットを使って)それじゃあ、次は君の番ね」とワンクッション置いてくれる優しい配慮!
産婦人科:Medcare Women and Children Hospital

・その名の通り、女性と子どもというだけあって、「産科」「婦人科」「小児科」「新生児科」があります。
・高速道路「シェイク」沿いでアクセス良
・地図はこちら

妊娠に伴う「妊婦健診」や「出産」で受診されるのであれば、
病院選びは、他科よりも、より慎重に行うことをおすすめします。
産科選びのポイント:4点
ポイント①:自宅からのアクセスの良さ


感覚としては、車で、長くて30分、できれば「20分圏内」にしたいところ
ドバイは、時間帯によってかなり渋滞します。
身重な状態で渋滞にハマる、陣痛がちょうど通勤ラッシュ時間帯に重なったなんてことは、考えたくないシチュエーションです。

緊急で病院に駆けつけないといけない場合も、十分想定されますので、近いに越したことはありません。
また、これは案外盲点なのですが、
予定日が近くなってくると、妊婦健診が最初は1ヶ月に1回だったのが、2週間に1回、1週間に1回と、どんどん頻回になります。

これが地味に負担で、出産直前2週間ほどは、毎日病院に来て診察を受けるよう指示が出ることもあります。(医師の判断にもよりますが、そこまで稀でもありません)
陣痛の時に早く駆けつけたい!とは想像がつくものですが、出産は一度きり。
それよりも、妊婦健診の方が頻回にあります!
→「出産前の妊婦健診のときから既に疲れてしまった」なんてことにならぬよう、
「近さ」はシンプルでいて、かつとても重要です。
ポイント②:出産スタイル

・日本とは異なり、「無痛分娩」が主流
・いわゆる計画無痛分娩。(あらかじめ分娩予定日を決めておく)
(パターン1)分娩予定日前に陣痛→その時点で分娩。
(パターン2)陣痛こない→陣痛促進剤を投与して、分娩予定日に分娩

日本とドバイでは出産スタイルが真逆!
日本:自然分娩優位、+αで無痛分娩を選択できる
ドバイ:無痛分娩優位(というか、それありき)、自然分娩も一応想定はしているけど、というレベル
<無痛分娩のメリット>
・いつ出産になるかとモヤモヤすることが減り、事前に気持ちの準備がしやすい
・出産時の体力の消耗具合が、普通分娩に比べると軽いため、産後の回復が早い
<無痛分娩のデメリット>
・無痛分娩の際、陣痛促進剤(アクセル)と麻酔(ブレーキ)を投与することになるが、これがまさに正負の関係にあるため、投与量やタイミングが難しい

お産の方法は、人によりかなり考え方が異なるものかと思います。
自分のなかで、「このような出産スタイルが良い」という希望があれば、そのスタイルを取らせてもらえるのか、「必ず」事前に医師に確認しておいた方が良いです。
ポイント③:新生児科(NICU)があるか

万が一、赤ちゃんに憂慮事項がある場合、速やかに新生児科での処置が必要になります。
その際、NICUも併設されている病院の方が安心です。
ポイント④:入院期間がどのくらいか

ドバイの産科病院は、入院期間が日本に比べて圧倒的に短い
・日本:自然分娩「5~7日間」、帝王切開「7~10日間」
・ドバイ:自然分娩「1~3日間(1泊~2泊)」、帝王切開「3~5日間」

上でも取り上げたとおり、ドバイでは「無痛分娩ありき」のため、産後の回復が早く入院期間も短くなっています。
ざっくり言うと、「日本の半分」
正直、「産んだと思ったら束の間、速攻帰る」といった感じです。
<入院期間を伸ばしたい場合>
・入院期間を伸ばすことはできるのか?
・費用はどのくらいかかるのか?
を事前に確認しておくと、安心です。
(おまけ)病院見学ツアーに参加

病院見学ツアー:出産前に、病院の概要(どのようにお産を進めるのか)や、LDR等実際に利用する部屋を事前に見て回れるサービスのこと
事前に部屋の様子がわかると、
・事前に準備しておいた方が便利そうなものが分かる
・何より、出産当日のイメージが湧いて、不安要素が減ります!

(例)冷蔵庫がある
→「小腹が空いた時用の食べ物持ってきておこう」
(例)全館空調が強くて寒い
→「ブランケットを家から持参しよう」等
ドバイは、屋内の空調が効きすぎて寒いです。
(なぜか、病院こそ寒い印象です)

ドバイの服装(屋内)については、以下の記事で紹介しています。
STEP0:そもそもドバイとは?についての記事はこちら▼
(おまけ)病院からもらえる「入院グッズ」の中身を確認
入院時にもらえる「入院グッズ」の中身を確認しておくことをおすすめします!
→自身の「入院バッグ」に入れたほうが良いもの、逆に入れなくて良いものが取捨選択できる

例えば、入院着は貸してもらえますが、生地はテロテロ、短い、はだけやすいで全く安心感がありません。
汚れが目立たない「濃い色・前開きのワンピース」を事前に2枚ぐらい(洗い替え)購入しておくと本当に便利です!

・日本では持参必須の「産褥ショーツ」
・ドバイでは使い捨てのものがもらえるため、必要ないことも
(産褥ショーツはとても汚れますし、入院中でなかなか洗濯も難しいため、案外使い捨てのほうが気楽です)
妊婦健診の流れ:おおむね日本と同じ

・妊娠検査薬で自己検査
・病院来院(血液検査、尿検査)
・初期:胎嚢確認、心拍確認
・中期:エコー検査
・週数を追うごとに妊婦健診の頻度が高くなる

概ね、日本と同じ流れなのでご安心を。
日本で出産経験のある方であればなおさら「ああ、こんなこと言ってるんだな」と、流れが分かっている分、医療用語でもなんとなく意味は分かります。
分娩予定日が近くなると、人によっては毎日病院に通うこともあります。

病院の方針、医師の方針もあるかもしれませんが、憂慮事項がある場合、母体と胎児の安全を期するために、毎日病院に赴き妊婦健診をするよう指示されることがあります。(場合によっては、突然検査入院というケースも)
妊娠後期に入ったら、入院時に必要なものをまとめた「入院バッグ」を用意しておくことを、「強く」おすすめします。


いつ入院することになっても良いように(陣痛が思った以上に早くくることもありまし、病院で妊婦健診に行ったつもりが、そのまま突然入院なんてことも)、
家族に「ここに入院バッグを置いている」と伝えておくと安心です。
出産当日の流れ:LDRの位置づけが日本より確立されている印象

・LDR:産科における陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、産後の回復(Recovery)の3つの過程を一つの個室で過ごすことができるシステム、またはその部屋のこと
・LDRは、とても母体思いのもの
・個室のベッドで、陣痛から産後まで過ごせるというのは、本当にありがたいシステム

陣痛の苦しみにもがいているなか、陣痛室から分娩室に移動するのは至難の技です。苦しすぎて、歩くどころか一人で立ってもいられません。
・ドバイの産科は、基本「個室」

個室はプライベートが守られているため、心理的にもかなり楽です。
家族とも面会しやすいです。
病院によっては、出産時「夫の立ち会いは認めるが、子どもは不可」というところもあります。

上のお子さんがいる場合、「出産時に子どもを誰に預けるか」事前の調整がかなり重要
・夜も一緒にいてもらう可能性があります。
・突然分娩予定日にお世話になるのではなく、数カ月前から子どもとの関係を構築してもらっていると、当日もスムーズ


ドバイは、ナニーさん文化が根付いているため、「ナニーさんに子どもを終日みてもらっていた」というケースも珍しくありません。
ドバイのナニーさん事情については、以下の記事で取り上げています。
STEP1−1:帯同準備(家、学校、病院探し)の記事はこちら▼
産後ケア:手厚くない(良く言えば、個人の自由がきく)
・日本:受け身で良い
→授乳指導や沐浴指導のスケジュールが組まれていて、自分が動かなくても病院側が動いてくれる

産後翌日から、早速授乳指導が始まります。
深夜でも放送で叩き起こされ、授乳室へ行きます。
→良く言えば、受け身でもお尻を叩いてもらえるため、辛くてもなんとかやれる
・ドバイ:主体的に動かないといけない
→基本、こちら側からいろいろ聞かないと動いてもらえない。教えてもらえない。
例えば、授乳相談であれば専門スタッフを派遣してもらえます。
(入院期間が日本に比べて圧倒的に短いため、日本のように指導スケジュールを入れる時間的余裕がそもそもない、というのもあるかと)

これは価値観の問題ですね。
良いか悪いかは、自身がどのようなサービスを受けたいかによって変わります。
特に、既に出産経験のある方にとっては、だいたいの流れは知っているし、そっとしておいてもらえるから、ドバイの方が気が楽という考え方もあるかもしれません。
(おまけ)入院食が予想以上に美味しい

・朝、昼、おやつ、夜の4回
・毎食(おやつ以外)、主菜、副菜等各ジャンル3種類の中から、好きなものを選べる
(例)
主菜:◎◎、△△、□□
副菜:◎◎、△△、□□
→「今日のお昼は、主菜は◎◎、副菜は□□の組み合わせにしよう」と、事前に配布されるメニュー表にチェックをいれていきます。

おそらく、ドバイには多種多様な国から人々が来ているため、その配慮かと思われます。
お野菜もたっぷり、バランスの取れた温かい食事を毎食部屋まで持ってきてもらえるので、正直、毎食楽しみで仕方なかったです。
乳幼児健診:併設の小児科につないでもらい、予防接種と体重増加の確認
・小児科が併設されている
→赤ちゃんの情報が院内連携されており、スムーズに乳幼児健診を受けられる。
(母子退院のタイミングで健診の予約を取ってもらえる。便利&安心)
・乳幼児健診の内容:日本とほぼ同じ
・聴力、眼科検診、黄疸、体重増加、予防接種、頭囲測定

日本では眼科検診はありませんが、ドバイでは一般的のようで、後述するMedcareの眼科専門病院に行って行いました。
母体健診:退院後1週間、1ヶ月と2回健診あり
・日本:退院後2週間、1ヶ月
・ドバイ:退院後1週間、1ヶ月
・健診内容:日本と同様

ドバイでは産後すぐに退院してしまうので、退院後すぐ健診を行い、診てもらうということなのだと思います。
整形外科:Medcare

育児中に腕を痛め、しびれるようになったため受診。
・初めての症状で、前知識もなかったため、医師が翻訳機能で医療用語を丁寧に説明してくれたのが助かった。
・電気治療を週に2回、各回30分ほど丁寧に施術してもらえた。
・おかげで1ヶ月程度で完治

整形外科も小児科も、いつもの「Medcare」の中に入っているので本当に便利。
予約時間をうまく取れれば、9時整形外科、9時半小児科と「連続診療」もでき無駄がない!
眼科:Medcare eye center

ドバイに来て、1ヶ月ほど経った頃に突然結膜炎を発症。
まだ、どこの病院が良いのか、予約はどう取るのか、本当に右も左も分からなかったときだったので、今思えばとても苦労しました。。。
・Medcareの中でも、眼科は「Medcare eye center」という、眼科専門病院が安心
・高速道路「シェイク」沿いにあり
・地図はこちら
幸い、大事には至らず。
点眼薬を処方され、1回の診察で完治しました。
おそらく、環境の変化で免疫が落ちていたのだと思います。(同時期に風邪もひきました。)
救急外来:Al Zahra Hospital Dubai
・夜間、急患への対応可能な総合病院
・高速道路「シェイク」」沿いにあり、アクセス良
・地図はこちら
「いざ」という時、すぐに駆けつけられる救急病院をgooglemapに保存しておくことをおすすめします。

夜間や大きな怪我は、いつものかかりつけ病院ではなく、救急対応が可能な大きな病院へ行く必要があります。
子どもが転んで頭から出血した等、突然の怪我はパニックを引き起こし、一から病院を探すのは困難です。
平時のうちに、「我が家の救急病院」を決めておきましょう!
歯科:Japan Clinic@American Spine Center(日本宫川牙科诊所)
・日本人歯科医師の宮川先生
・日本人スタッフ在籍
・地図はこちら
・先生は、気さくかつとても腕の良い方
・WhatsAppから日本語で予約可能

歯の悩みって結構デリケートですよね。
痛みの表現を英語でするのはなかなか難しいですし、
腕が良く、かつ日本語で対応可能なため、宮川先生にお願いしない理由が見つかりません。
まとめ:ドバイの医療は高水準。日本並かそれ以上

ドバイでいろんな診療科にかかりましたが、不安や不信感をもったことはありません。
医師はフレンドリーで丁寧ですし、施される医療もきちんとしています。
安心して病院にかかれるので、心配無用です!




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